健康福祉サービス・機器ビジネス開発委託事業に採択されました!

障がい者向け コネクティブコントローラーシステム(試作機)が、仙台フィンランド健康福祉センター「健康福祉サービス・機器ビジネス開発委託事業」に採択されました!

障がい者向け コネクティブコントローラーシステムとは

「障がい者向け コネクティブコントローラーシステム」(以下、本システム)では、障がい者がeスポーツを楽しむ際に利用するデバイスとして開発します。対応ゲーム機はNintendo Switchとし、本体に有線で接続する利用方法を考えています。
コントローラーから各デバイス(ボタン・十字キー・ジョイスティック)などは脱着可能とし、自分にあった組み合わせでプレイすることが出来るようになります。

※ 株式会社 HORIより発売中のFlex Controllerのようなものになります

開発の目的

これまでの活動の中で、実際に障がいのある方がゲームをプレイする際に既存のコントローラーでは、「コントローラーが持ちにくい」「振動が辛い」「ボタンが押しにくい」などのお声がありました。そこで、実際に障がいを持つ方が利用できそうなコントローラーを探したところ、日本マイクロソフトよりXbox用としてXbox アダプティブ コントローラー(10,978円)が数量限定で国内向けに販売、任天堂スイッチ用には、株式会社 HORIよりFlex Controller(24,200円)が発売されていることがわかりました。(PS4については現段階で対象となる製品は生産されていません。)この2製品を詳しく調べてみたところ、両製品ともに、大きさや形状の異なるボタンやジョイスティックを好みで取り付けられる仕組みとなっており拡張性が高い事がわかりました。反面、コントローラー自体やそれぞれのボタン、ジョイスティックの一つ一つが非常に高価であり、また一般に知名度は低く、あまり知られていません。

これらが解決できるようなコントローラー、例えば。コントローラーの大きさ、ボタンの位置や大きさや重さ、方向キーの角度などが自由にカスタマイズ出来るようなものを作り、障がいのある方でも自分にあったコントローラーを使い、eスポーツを楽しむことが出来るようにすることが本開発の目的になります。

解決したい事

実際にこれらの製品を使い体験会を行おうと考えた際に、障がい者施設や老人ホームまたは一般個人が、ゲームプレイする人数分のコントローラーを用意するための予算が取れるかというと、どの施設、個人も潤沢に予算があるわけではないため、参考商品のようなものを購入するのは大変難しいというのが実情です。

これまで市場としてあまり見られる事のなかった介護・医療・福祉分野へ向けたゲームデバイスの開発により、対象となるユーザーへバリアフリーなプレイ環境を提供することを可能とし、障がい者・健常者などの垣根が更になくなるような環境を創り出すことで、eスポーツのイメージや常識を変えていくきっかけになると考えています。

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担当者:粟野